<3101>「コンジキの怒り」

 全て生まれた手から、

 お前が潜った手から、

 ひとつの肌の手合い、、

 ひとつの振舞い、

 形のなかに進む、、

 ひとつの展開、

 ああ私は居た、、

 ああ私はこのなかに、

 ひとつの求めとして居た、、

 ひとつの成就、

 ひとつの咆哮、

 ひとつの駆け方として、、

 お前は居るらしい、、

 どこだその時刻、

 あたしは訳も分からないまま、

 それらを探していく、、

 

 ひとつの隠れのなかに、

 あたしは住み、、

 あたしは温度、

 あたしは表面、、

 しらずしらず浮く泡、

 しらずしらず育つ時間、、

 あ、今、、

 投げることができるもの、

 順番に増えているもの、、

 静かに横切って、、

 一度この空間を見たら、、

 あなたは走る、、

 あなたは長い時間になって走る、、

 しずかな笑みの元、

 からだはつくられ、、

 からだはなかなか、、

 意図より先へは行かない、、

 私が合わせた声と、、

 その存在のあいだには、、

 いくらもつながる部分があり、

 私は驚いている、、

 こんな場所があるものか、、

 私は首を傾げながら、

 この瞬間へ、

 しずかにまた入ってしまう、、

 

 合わせて合わせて、、

 いまや、

 ずっと先へ生まれでてしまった、、

 ひとつひとつの中身が、

 今あなたの中心に、

 はっきりと来るのでしょう、、

 私はそれを知っている、、

 私は近くにそれを受けている、、

 コンジキの怒り、

 私は像の、

 その静かな心臓に、

 混じろうとする、、

 はやくはやくと混じろうとする・・・