<3098>「熱が少しずつ足されて」

 辺りからさわぎ、、

 私は中心で、

 はげしく、

 もの散るところを見ながら、、

 いくつ、いくつという、、

 しずかな答えを、

 そこに置いていくのだろう、、

 私は振り向き、

 全てに対して溶けたあと、

 ここをひとりひとつ巡り、

 また無邪気なヒの端、、

 からだを混ぜて、、

 幾量か浮かび、

 そっとそのなかに入ることを、、

 私はきいていた、、

 

 毎度毎度、、

 私は朝をくぐるたび、、

 別の人間になっていく、

 ねえ、

 ずっと前から、、

 あなたが、あなたに話してきたことが、

 ここで熱を持っている、、

 あなたは、あなたを振るい、

 これはどこからの熱か、

 もう分からなくなっていても、、

 あたしはどんどん先へこれる、、

 先へ行ける、、

 なあひらかれたあたりまえの時刻たち、、

 ここへ来いここへ来い、、

 あたしは迷い、

 静かな道をさす、、

 あたしは底へ回転して着き、、

 みずから道をさす、、

 踏む、

 水が、

 ゆっくりと生まれるように、

 あたしは底を踏む、、

 踏まれて、

 出てきた水に、、

 あたしは声をかける、、

 あたしのなかで声をはじめる、、

 

 今が盛り、、

 今があなたのヒの盛りと、、

 しかしあたしは、

 黙ってこの場所に熱を足してきた、、

 どこへやら、

 時刻の通りに生まれるもの、

 あたしがちっとも、

 命をかけているとは思われないのも、

 またいいでしょう、

 またあつまってきたところで、、

 それをしずかに払う、

 またいいでしょう、、

 水をしっかりとるように・・・