お前がひとつの、
名前を招んで、、
過去一量に附着させる、、
そのなかから、
しずかに浮いてくる、、
あたしには泡粒一つとしか見えないもの、
存在が、
この一粒で次々に先へ行く、、
私から彼方、
彼方から私へ、
次々に来る、、
次々に存在を招ぶ、、
まだ招待されたばかり、
お客でいるばかり、、
決してそうではない、
お前は汗のひとつだ、、
お前は、
本当に美しいだけの存在なら、
本当に善だけの人間なら、
隅っこの方で、
しずかに死んで、
美しかったねと振り返られてもいいかもしれない、
しかし、
お前はそうではない、
お前はお前なりの悪を持って居、
お前なりの汚さを持って居、、
決して被害だけではない、
被害と加害が、
分かちがたく結びつく、、
普通の人間だ、、
普通の人間は、
身体を集めるべく、
ここに居、
ここで揉まれていけ、
いやむしろ、、
人を思わぬ方向に、
揉み込む存在ですらあること、
揺さぶりですらあることを、
正確に掴んでいけ、、
お前は手だ、、
手が泥に汚れる、、
それをしずかに洗う、
儀式のなかで眠る、、
全ての否定に会う、
それら全てを見つめる、、
見つめて、、
また私は浮上の儀式に身体を預ける、、
あたしは力を持っていて、
それを、
持っていないフリをすることが美徳だと考えてきた、、
しかし、
それは卑怯な態度だと気がつきはじめる、、
それを、力を見せつけるのではなく、
しずかに押していくことを掴め・・・