<3096>「すぐに水、血」

 さわぐ、、

 ひたすらものの先へ、

 あなたがあらわれているころ、、

 私はさわいでいる、

 今の、

 よく見えるようになった、

 血のなかで、、

 私はすぐに高まり、、

 すぐに先の方へ生まれ、

 すぐにあとのなくなる、、

 このようなあつまりに、

 あたしは順番に声をかけている、、

 

 あとからあとから、、

 あなたの、

 希望的な場所へ、

 ゆっくり、

 血も水も流れ着いてくる、、

 ここに挟まってくる、

 あとからうかがい、、

 私はそれらを徐々にあつめてくる、、

 はて、

 ここから疑い、、

 どこのものみちをためたものなのか、

 ひとつに知り合い、

 ひとつに分かれ、、

 あたまのなかで、、

 複数になることを、、

 しずかに感じながら、

 あなたは居た、、

 あなたは訳も分からず、、

 ただそこに居て、

 誰ともしれないしずかなひそみのなかに、、

 からだをつくっていく、、

 なぜ、、

 しずかに浮いたものたちが、、

 こうも現実を、

 回転させているのだろう、、

 あたしは何度となく、

 このしずかな道をあるきながら、、

 ひとつの含みへ向けて、

 また声を発している、、

 

 ほとんど、

 ぼやけて溶けてしまいそうになりながら、、

 あたしから先の、

 ものごとの道が非常な色で染まるところに、

 まったくただ、

 明らかな景観だけ背負って、

 はじまってくる、、

 あなたはすぐにはじまってきて、、

 私はすぐに分かれ、、

 すぐに身体水を分かち、、

 挨拶すること、

 日々の形のなかへ、

 泡のようになって入っていく・・・