<3095>「私の現在時だ」

 人間を放る、、

 人間を拾う、

 あなたの、

 からだのなかでだけ、

 そこに集めて、

 私から先、

 存在から後、、

 徐々に、時刻が、あつまって、

 私は先へ進む、

 私は時計の響き、

 それが十二分にひろがる、、

 そこを求めて、

 私のいくつかのはたらき、

 私のいくつかの鬼、、

 

 しずかに、

 存在を傾けていくのを、

 じっと見ている、、

 なぜか肌に、

 すぐに集まってくる、、

 過去に簡単に、

 届いたものと交換し、、

 私をつなぎ、、

 いまかたちにとってあるものが、

 しずかに切れたあと、

 私は、

 いちばん明るい地方から、、

 しずかに水のように来る、

 その光景を何度も含み直していた、、

 あ、

 これが私の現在時だ、、

 現在時は泥に違いがない、

 私はそれをかいていく、、

 しずかに、

 時間のなかで、かいていく、、

 私には、

 いつもの命の、、

 肌のそばで、

 ゆっくりと光っているものがある、、

 はじめから、

 もののなかに通って、、

 ひとつの人生に透過して、

 よろこんでいるものがある、、

 簡単に用意されて、、

 

 ものの正面に、

 あとは少なくなって、

 からだを集めるだけなのに、、

 なにを言う、、

 なにがすでに起きている、、

 私の得体のしれないところは、

 見えない場所に、

 ひとつの鬼を置いていること、、

 それでも混じり合うこと、

 また増える、

 あなたの時間は増える・・・