<3090>「うらみっこなしだな」

 語りのなかに、

 存在する、

 あなたは少し揺れる、、

 揺れが少し過ぎるぞ、

 そう言う、

 そう言うところから、、

 まだまっすぐに出て来るのを、

 あなたは見ている、、

 あなたは遠くから、

 この出来事を見ている、、

 扱いがあり、

 過去からの見える世界があり、

 あなたは悪をなし、、

 それを吸い込む、、

 まったく無表情で、

 ここにためこむ、、

 

 いつ知ったか分からない、

 ただ、

 いつからか出来るようになり、

 私、

 私などはなく、

 少しの皮肉がある、、

 淡々と汗する季節があり、、

 からだが動く気配だけがある、

 ものが続く、

 ものが先へ届く気配だけがある、、

 ひとへ続く、

 ひとがただの道を見せて、

 あたしのなかでまわり、、

 あたしはどこか、

 知らない世界を知る、、

 知らない過去を包み、、

 いまのなかへ戻す、、

 あたらしい振舞い、

 毒をどう入れるか、、

 あたしは綺麗でした、、

 綺麗で、弱くて、

 可哀想でしたね、

 だから美しかった、

 なんていう締めくくりは嫌です、、

 ただ、

 めったやたらに悪態をついていくのも嫌です、、

 毒を、

 うらみっこなしなのだというのを、

 最低さを、

 自然なものとして導入すること、、

 

 あたしははっきりする、、

 大きく恥ずかしく、

 ここから行くしかなく、、

 力のないフリをするのは汚く、、

 あたしは前へ行く、、

 綺麗事ではないな、

 泥を分かつよ、

 あたしもしらなく・・・