<3082>「内に、ひとつ、」

 今作り、

 水を作り、、

 形を作り、

 呼吸が浮く、

 呼吸は、

 時間を作り、、

 時間は、

 果てて浮く、、

 あなたの長い、

 からだ、含み、、

 水の音、それぞれ、

 それぞれの器官、

 それぞれの内発露、

 それぞれの泡、

 うつり、うつり、、

 

 ひらたくなる、、

 ひらたい地面に、

 まっすぐに入る、、

 まっすぐ生まれる、

 鼓動が、

 いくつも二重になって、、

 私は、

 息が詰まって、

 死んで、、

 死んで死にきって、

 死んで、、

 通らなくなって、

 何も喉に見えなくなって、

 ひとつ、

 ひとつの形のとけて、

 なおも出るもの、

 なおもその先に、

 私には断絶のように、見えて、

 なおも出るもの、、

 あたしが、作った?

 作っていない、作っていない、、

 あたしが、育てた?

 いや、

 あたしは粘りつく、、

 このトンネルのなかの、

 暗く、

 何も見えないところで、

 ひたすら、

 ひたすら踊っていく、

 その姿勢が見える、、

 

 称揚でも、

 虚無でもなく、、

 あなたが日常に、生きた、、

 その捨てられたゴミと、、

 つぎつぎにかわる、はだと、、

 記憶のこと、

 とけて見えなくなったり、

 また底からふっと生まれてくる、、

 あなたの粘質、

 からだの中心部のこと・・・