<3081>「育つ気体、育つ記憶」

 存在がもし、

 かたちに加わり、、

 私が、

 長い間、

 息を止めているとしても、、

 あなたには、

 その時刻のそぶりが伝わる、、

 派手な時間、

 そのようなものに、、

 あたしは混ざり、

 あたしはものすごい汗と、

 ものすごい徒労感、

 風が、

 それらを無限に溶かしていく、、

 

 それらを無限に揺すぶっていく

 あたしにはそれら速度と、

 あふれるに違いがないもの、

 ある、

 あたりまえな肉体の振れから、

 よどみ、

 よごれ、、

 全てを捨てきろうとはしる人へ、

 あなたは変化する、、

 あなたはクライシス、

 あなたは着替える、、

 次の生活へ、

 次の時刻へ向け、

 なにもない穴へ向け、、

 あなたはひらいていく、、

 鬼を飼う、、

 存在の、

 もっと奥のところで、、

 あなたは、

 溢れて止まない水と付き合う、、

 水には身体が似合いはじめてくる、、

 さて、

 ちからわざのあたしの、

 あの姿になぜ、、

 いくつもの水が用意され、、

 私は走るの、、

 私は軽やかに、

 軽やかに転げるの、、

 

 今の気体が、、

 やがて、

 あなたの記憶として、育つ頃に、、

 私は、

 通りをしずかにのびる、、

 水のひとつとなっている、、

 陽がたまる、、

 呼吸のしたに、

 このあたたかさは入る・・・

 この形のない記憶の通り、

 私のない秘密の通り、、

 さけて、

 さけて出るものはみな動きが良い・・・