静かな季節、
目の前の白い、
薄い、
全ての時刻のため、
あたしは形を変えている、、
しらない、
ものがまだ、
私をしらないとき、既に、
私は風景の一部に成っている、、
雨が、
しられたものを、
全て動かし、、
なぜか、
硬直した、全ての時刻のために、、
あなたはいくつものからだになる、、
それぞれが、
順番に声になっていくの、
そうなの、
あたし順番にきいていくの、、
どれを求めて、
あなたは来る、、
あなたはしらないのに、、
ここへ来て、、
ものみな映る、
ものみな慌ただしく、、
私は、
夜にむけてかえる、、
すべてが止む、
すべてがあなたと違い、、
あなたがかえる、
その道筋にひとりいる、、
あたしは存在すべてで戸惑うだろう、、
あなたを見ていると、
私は生まれもしなかった過去を思い出す、、
そのときの空気を感じる、
無人の私は、、
あなたに届けるべき風を、
ほんのわずかに持っている、、
それを渡すかどうか、
少し迷っていた、、
少しあなたは迷っていたな、
私も何か声を掛けようとして、
存在の裏を探したけれど、
どこにも、
その確かなものは見当たらなかった、、
あの暗い、
存在の初めの、
なかにいて、、
私は泣いてもいなかったこと、、
じっと、
その時刻に混ざっていたこと、
あとから来る、
あとからその氏名が・・・