<3068>「眠る間際の興奮」

 生まれてすぐ、、

 ひとつの膜の中に、

 合わさってきたことを、知る、、

 誰が、

 このおもいのなかを、

 まともに溶けていくのかを、

 私は知らないが、

 私は知らないなら、

 身体がまだ、

 身体として、

 しずかに合わさっているときに、

 あなたの量を、

 ここに求めておくようにと、

 一言しているのを、

 私は見ます、、

 

 これはあたりまえか、

 あなたは人を愛しているだろうか、

 人間の模倣からはじめる、

 そういうことで十分になってくるのだろうか、

 分からない、

 はっきりしたことは分からないながら、

 あたしは順に汗をかいていく、

 頭をはっきり持たしたいのと、

 ぼやかしていたいのと、、

 その二つの方向の、

 欲望がからみ、、

 私はひとつの空間のなかで、

 あなたに語りかけている訳だけど、、

 あなたはひとつの問題に、

 ゆっくりと座っている、、

 その背から、

 いつまでもいつまでも水が流れる、、

 その筋を追い、

 私は不思議に眠くなり、

 どこからいくか、

 どこからそれは吸収されるか、

 綺麗な映像だなと、

 あなたもまたただの人間であると、

 ただの人間というのは、

 どの辺りのことを言うのか、、

 あたしはまた、

 眠る間際に、

 ひどく興奮している、、

 

 からだ化物のように、

 そこらじゅうで大きな熱が打って、

 あたしを迎え、

 あたしはよそに入りながら、、

 その本体を見、

 その本体から、

 つながる映像を得、

 そんな複数の出会いを、

 あたしはまたつかんでいる、、

 ただ一段だけ底に入り、

 存在をつかんでいる・・・