<3059>「名前のなかに興奮が伝わる」

 まだ育つ域、

 そうではないと、、

 自分が勝手に思っている場所、、

 私は過去の、

 一番ヒの集まるところへ、

 まったく静かに、

 まったく身体でもってまぎれる、、

 ある地点の、

 あたりまえの場所、、

 あたらしいヒの育ち、

 からだが抜けて、、

 下へ、下へ、、

 予想を持ち、

 しずかに伝えながら、

 私はある、、

 

 私はヒの当たり前の、

 存在のなかに確かにいるのであった、、

 あちこちから、

 この名前を通すものが、

 そっくり見えていて、、

 どこからか、

 私のすばやい興奮が、、

 この名前のなかにつながる、

 意図してぼやかしたもの、

 意図せずぼやけていったもの、、

 名前を訊く、

 あたしが少しずつ響いて、、

 近く、

 適当に集まってくる、、

 私は近くに、

 しずかに集まってくる、、

 ものが育ち、

 近くに集まってくる、、

 肌だってあってくる、、

 うん、

 深くにしずまりながら、、

 これを知り、

 これをききながら、、

 あらたに作る人、

 あらたに作るもの、記憶、

 ひどく重なってくる、、

 

 あれ、

 知っている気配の、、

 その揺らぎのなかに、

 あなたの全ては居ようとする、、

 あなたの形で、

 どんどんと居ようとする、、

 その回転、

 その興奮のなかへ、

 あらためて用意され、

 あらためて生まれる、、

 その一連に戻る、、

 あなたの身体は戻る、、

 訳を知り、

 訳を汲み・・・