<3054>「響きのなか、いても明らかでない」

 あなたはまだ知らない、

 かの呼吸が、

 このあたりに生まれて、、

 私のなかで、

 ひとつひとつ回転していくこと、、

 私はしらない、、

 このヒのどうか、

 どうか外へと、

 身体を合わせて、、

 少し遠くへ、

 あなた運ぼうとしていること、、

 私は先へ、

 先へ向かい、、

 命の照りを見ていた、、

 私は戻る、、

 

 私はこの地にいる、

 この地にいて、、

 訳も分からず、

 汗を流しながら、、

 私はそのさなかにいる、、

 どこを捉える、、

 この響きのなかに、

 あなたがいても、

 私がいても、、

 それは明らかではない、、

 それは過ぎていく時刻ではない、

 ものがたたまれ、

 あとはしらず、

 そこに入る、、

 そこからからだは流れ、、

 適量、

 生まれたい放題の、

 そのひとの仕草が見える、、

 そのかたさが見える、

 今はものを知り、、

 ものから下げられて、、

 あたしは意味を成し、、

 意味からこぼれ、

 地上に浮く、、

 

 ねえ、

 あたしがこんな時刻のなかで、

 長い間、振るえている、、

 かたちもなく、

 どこへ到達するかも分からず、

 振るえている、

 私はあとがつき、

 かたちのなかに、、

 今の印をつける、、

 ああ、

 どこへか流れてしまいたい、、

 普通の呼吸をもって、、

 ひとつの困難、

 またひとつの回転をもって、

 ここに流れてくる・・・