<3051>「もっときこえています」

 ものひとつそめる、、

 だれのからだでない、

 ひとつひとつそめてゆくこと、、

 時間が起きる、

 私は風景に、

 しずかに眠りをかえし、

 しずかにまた生まれる、

 どこから歩んでいる、、

 どこも、

 私の表情のなか、、

 私は歩をし、、

 しずかな勢いをし、、

 まくる、、

 用意したものをまくること、、

 どこでこぼしたろうか、

 ひとつには分からず、、

 

 あたし機能する、、

 どこぞの過ごし、

 どこからその形、、

 そのものが生まれ、

 その時の流れにくる、、

 あたしはひらき、

 もののかず、

 もののかたまりを、

 しずかに底に置こうとする、、

 だれがはたらき、、

 だれが投げる、

 私は重みに、

 しずかに耐えている、、

 しずかに この形を生んでいる、、

 もっと深く、

 あたしが気がつくはずのなかったものへ、

 しずかに来て、

 わたしはながれています、、

 もっときこえる、

 もっとあたりまえになりだす、、

 どこぞへ来て、

 しずかな笑みを見て、

 私はふっと吹き上がります、、

 なかで、、

 ものを見て、、

 

 ものから育つ、、

 からだどこへ待つ、、

 どこからも、

 あたしは生まれ、、

 あたしは別様をつくり、

 そこにセットし、

 からだははしゃぎ、、

 すべての重さ、、

 すべての涙、、

 はなたれていること、

 普通にきこえていること、、

 先へ来る、

 しずかなうたいのなかへ来る・・・