<3032>「しゃべらない人間」

 しゃべらない人間、、

 ディスコミュニケーション、

 私はどうして自分のことをしゃべらないのだろう、

 自分の話をしないのだろう、

 どこかに置いてきたのか、、

 初めから持ち合わせていなかったような気もする、

 初めからその欲望がないのか、

 あたしは無欲なのか、

 大欲なのか、、

 そのどちらでもあるという気がしながら、

 日々揺れている、

 生はしのぎだ、、

 今日も今日とてしのぐしのぐ、、

 ひとりまたしのぐしのぐ、

 

 私は何回死ぬのだろう、

 そうしてまた死んだ、

 同じところで、

 同じ生を死んでいる、

 何度も死んでいる、、

 これは私の核が、

 どこまで行っても変わらないからだろうか、、

 おなじところで立ち止まり、

 おなじところでひとりになる、、

 笑ってしまう、、

 しかし、

 調子は回転する、、

 私もまた呼吸を続け、

 少し休む、、

 少し誰も知らないところへ行って、

 少し休んでいる必要がある、、

 どこからこの生は来る、、

 私は疲れている、

 惰眠をむさぼっている、、

 からだの変化、、

 人間の変化、、

 人間の変化というものに、

 さからわず視線をやると、

 おもしろい、、

 

 こんなに派手な仕事、、

 なかなかに、

 こんなに派手で、

 よく目立たない、、

 あたしはどこからか、、

 人間を置いてきたのか、

 すべてが、

 ぐっとマイナスに入ってしまい、

 ディスコミュニケーションが、

 全面に出てくる、、

 なんだこれ、

 なんでこれはしゃべらないのだ、

 私が一番分からない、、

 私が一番うんざりする、、

 ああ、

 変な風にあたる・・・