<3023>「ただ新しい日を掴んでゆく」

 まだ底なしの、、

 あたしが勝手に果て、と呼ぶところから、

 さらに先、

 さらに奥へ、、

 今、

 積み重ねられている時刻は、、

 そのようにあります、

 だれが救うこともできず、、

 だれが代わることもできない、

 ここはひとつぶひとつぶ、、

 過ぎて、

 上手く行っていた頃が懐かしい、、

 何度目かの危機に居て、

 私は少し静かにしています、、

 

 あたしがた、

 先へこの液を垂らす、、

 今、

 生まれているもののため、、

 じっとそちらを見ている、

 じっとそちらを見て、

 ここを掘る、手を動かす、、

 これはなんでもないこと、、

 しかし、

 底がないこと、、

 ここで、

 同じように手を動かすことでしか、

 先に行けない場所が、あるということ、、

 私は盛り上がらない、、

 私は盛り下がらない、

 現実と、

 少しのあいだ遊び、

 帰ってくるだけ、、

 不安定な時刻のなかで、

 私は、

 ただ新しい日を掴んでいくだけ、、

 こわさに、、

 付き合ったり付き合わなかったりする、、

 からだを、

 つくりこんでいる、、

 

 あいた大きな穴、、

 私はどこに運ばれていくか、、

 これはどこに出ることになっているのかが、

 まったくわからない、、

 まったくわからないまま、

 あなたはこの存在のヒのなかに、

 静かに混じろうとする、、

 静かに当たり前に、

 私はここの姿として、

 はじまろうとする、、

 あたしがすべてにきこえ、、

 すべてのかたちのなかへ、

 あつまろうとするとき、、

 それは驚いてしまう、、

 それはのけぞってしまう・・・