<3020>「重み、歩みの重み、朝」

 生まれたばかりの時刻が、

 全ての重みを背負っている、、

 全ての始まりへ向けて、、

 あたしは、

 全部の呼吸をただこの映像時に、

 たくわえていく、、

 からだください、

 からだください、、

 もう帰りたそう、

 もうあなたの放つ、、

 ひとつひとつの時刻に、

 あたしは帰りたそう、、

 

 夜を、

 ひとつひとつ通る、、

 あたしは幼児ではないな、、

 しかし幼年のときのさびしさを、

 今でもきちんと持っている、、

 それはありがたいことでも、

 悲しいことでもない、

 なんとなくそのまま持っているということだ、、

 あたしにはその声とか、

 もっと先とかに、、

 からだのひとつひとつを映して、

 からだのひとつひとつの声が、

 まともに応えるのを知る、、

 それがあなたの人生の記憶、

 忘れてしまっても、、

 遠くの方で、

 点滅としてつながる記憶、、

 あたしには走りたい日々があり、

 緊張する身体があり、

 結末が待ちかまえている、

 いくつかの出来事があり、、

 

 緊張していること、

 一番緊張していることが、なんなのか、、

 それが分かり、、

 外での仕事とか、

 色恋とか、

 そういうものはすべてフェイクです、、

 あなたには、

 いちばん重みがかかっていることがある、、

 それについて泣き言を言わないとか、

 助けてくれと言ってもしょうがないとか、

 それらの言葉、一体何だ、

 と思っていた、

 未熟者の時代があなたにもありましたね、、

 来るところまで来ましたよ、、

 あたしはこれら重みのもとで、

 淡々と、

 いや淡々としているのは具体的な作業面だけかもしれない、、

 内部は嵐です、、

 訳の分からない、、

 お前が誰であるかなどと問わない、、

 顔のない人・・・