ものの音ひとつしない場所にいる、、
糸、糸、、
少し照らすと、
身体には、そうした情報がある、、
しかしいつもは箱、
そこで、中空にいるだけ、、
ここは、時間が流れなくなった場所なのか、、
そうではないだろう、
しかしひとりでこのなかで笑んで、、
あとへ続く、、
私はこの道を知っていて、、
もう一度戻ってきても、
そこはなにも変わっていないように見える、、
なにか、当たり前にあり、
ないと、なると、
なにか、
当たり前にないだけで、、
それ以外ではないという気がする、、
知っているものを、ずっと見ている、、
私たち、こうして空間をお互いに確認したでしょう、
ん、ん、、
なんだかどうしても、、
ここから離れるほかないという気がする、、
私は種だから、
風に浮かぶ種だから、、
あちこちに流れ、
流れることにより、、
少しずつ生きていく、、
身体の端から端まで、
静かに空いている、
さびしさはそのなかにあって少しの成分だ、、
あたしは空白に乗り、、
日のなかに、
呼吸を増やしていく、、
誰も生まれていないように夜は静かになり、
私は息をする、、
かつてあったものがない、、
それも、
この身体のなかに入った、
ひとつの声として入った、、
長いこと、見つめていた、、
私が息をするころ、
まだ、世界は生まれたばかりだった、、
ここで、
静かにすると決めたんですか、、
いや、
私は静かなんだよ、、
だって、、
ただ次々に生まれているだけだから、、
それは、
声を出すほどのことではないんだ、、
見つめて、
それで吸えば全部、、
身体の記憶は全部、そこにある・・・