<2067>「一連の花、手の声」

 私が朝にいて、、

 時間の端から、

 身体などもあらわれ、、

 ひとつ、粒が来て、

 私の前に立っている、、

 そら、、

 身体がはげしく揺れて、

 その物事の走り、、

 声の端に、

 まとまってついてくる、、

 なにかひろい時刻だな、と、、

 私が声のなかに響きを重ね、、

 あなたはあたりまえにここのさなかへ生まれてくる、、

 だれだ、、

 この手ざわり、

 私は目を覚ました、、

 

 私は方向から、、

 軽やかにここへ渡ってきて、、

 今ひとつの姿の中に、、

 絡まり、

 自然に手が出だした、、

 そうしたら、声がした、

 ア、

 あたしはここで手の声をきくんだな、、

 こんな回転の一切を、、

 そう思うと、、

 身体が豊かに溢れてくるのが今に感じられる、、

 ア、

 はなやぎなんだよな、、

 こういう時刻は、、

 私と共にあって声をして、、

 ひとつの華やぎなんだ、、

 かわいらしく咲いて、

 あたしの時刻に咲いている、

 一連の花なのだ、、

 ここをもう少し揉みほぐして、、

 なかの風景へ出ようか、、

 勘案し、

 時刻へ等しく鳴ってみせるのだ、、

 

 ア、

 数の新しい手合いのなかに、、

 紛れて、、

 ごうという一音、、

 、、音が止み、、

 さっきからひとりの声だけがしている、、

 同じリズムは空域に溶けている、

 空域は笑い、

 声が返る、、

 阿、何だ、、

 私の声だ、、

 一体全体これはどこから来たのだろうか、、

 と、、

 ひとりしずかな姿でつぶやいていたが、、

 何事もなく立ち上がるそのふるえ・・・

 きた、