<1530>「劫、劫と」

 身体のなかから順次、渡ってきてくれた、、

 火を焚いている、裏側で、すっかり眠っていたら、、

 もう、ここは交通路で、、

 あらゆるものがあちらこちらを行き交う、

 という訳にはいかない、、

 全面があらわになった日の、姿はなんとも透明性だと思う、、

 (全体が露出して、恥ずかしいなんてことが、、はたしてあるんでしょうかね)、

 あらわになった日のなかに、中心の火を、

 中心の火で、、

 なにかとやらかく接地したね、

 身体がびりびりと打つままに過ごしていたんだったね、、

 私は、そのうち、含まれてくるこの時間だ、と思っていたのだったけれども、、

 火が裏返っただけで、はなから包まれ通しでありそうだ、

 (そうだねえ、なにと、こんなに調子の良いところへ入って、うまく投げ出されているところをなんぞ)、、

 

 あたしがそのす正面でうたう、、踊る、、

 だって、どれも次第に軽やかんなっていて、、

 そうしてぐるぐると回転し出すのだもの、

 響きでなきゃ、

 響きでなけりゃあ、悪い、わりィわりィといいだしたくなるくらいの、それはものだよ、、

 それは回転の先の出来事を求めているよ、、

 だからこうしてどこの存在もまるごと明らかになって、、

 アキラカニナッテ・・・?

 火を映した肌の色をしているじゃない、

 (どんどんどんどん燃え盛っている)、、

 身もようしといきを発しているのじゃないの、

 

 どうもそういう、、

 管、チューブに類する考えから、、

 一段と、とけ進み、、

 まったくでろでろでろべちゃり、

 でろでろべちゃり、、

 と、いう、、呼吸法を、一式、過去から持ってきて、、

 そこへ、ずさずさ、揃え始めるのでした、、

 まったく揃え始めて、、

 (あれ、おかしいなあ、これは、わたしが生きているよりも、ずっと前なんじゃないのかな)、、

 などと、、ひとことふたこと交わすのね、

 どうにだってそこのひとことふたことを交わすのでした、、

 ありました、

 ありましたありました、ちゃんと、昨日にもありました、、

 どういう、それは、いきおいを、はなっていた?

 いきおいなんぞというと、少し照れますけれども、

 ぐるぐる、ごろごろごろごろと鳴るものものが、、

 場所を変え、うたいを変え、、

 あちらへ行き、こちらへ翻るのです、、

 それが、どうも、全空間のことだと、思い出し始めました、、

 あなたって、三十年未満じゃないの、

 そうです、しかしその、ホールの中心の、全空間のことは思い出されます、、

 あら、それはそうなのね、あら、、