そんなもんかと繋がらない理由もなければ、繋がっていく理由もない訳でそんなことならほら、欲望とちょうど同じくらいの台詞を喋ってくれればそれでいいと言う。ただここに見られる動きのそれぞれは量と関係している訳ではないのだから、多過ぎたり少な過ぎたりすることはついになかったのだ。そのうちなどという話には関係のないところで、いずれまたなどという言葉が呟かれないところでまた、無音の距離ばかりを眺めている。
「お前が聞いたことはそういうことだったのか・・・」
続々ぞろぞろとまあまあ計算のない相手がどう出るか、そう出るか。何にも予想しやしない結果は初めてのものだったが、見飽きるほどに見てきたものとおんなじに思えた。見飽きる? どうやって見ているものに対しての飽きを発生させたらいいのだろうただ見ているということに対してむろんずっと興味でいる訳はないが・・・。