思いますよ

<1786>「身体と意識、時間と永遠」

時間とは身体を含む自然のことで、意識はそれを観察してそこに時間を発見しただけなのではないか。 というのも意識というのは時間を知らない訳ではないけれども、とても馴染みが薄いというか、断続的で、繋がるときにはいつも「今」であるという感覚を持って…

<1751>「無限の現在に居て」

自殺が、 「命を粗末にする/してはいけない」 「将来というものがあったのに」 という語り方をされるのが変だと思うので、その次第を以下に述べる。 まず時間意識。 人間は現在にいる。今にいる。それ以外の時間にいることは出来ない。 過去を、現在とは異…

<1733>「分かっているが、粗い」

自分がこうイメージしたら分かりやすいということなのだが、 物事を理解したと思い込んでもそれは全然まだまだで、 無知を知りなさい、 無知の知だと、 でこれを私が正しく掴むことが出来なくて、 無知を知るっていうスタンスをとると、 分かっていることま…

<1732>「人間的」

人間的だな、と何処を見て思うか? 例えば、豪傑、豪胆である、というところでなく、 ちっとも豪傑、豪胆でないにもかかわらず、 その方向に動いてもいかないにもかかわらず、 それを良しとし、 これでこそだよな、と言うところ、言うことそのもののなかに人…

<1731>「勉強」

何かを教える側に立つと誰と対峙することになるのか、 小中高大と、ずっと教えられてきた側の、自身と対峙することになる。 これはもう何度も感じていることで、 教えられてきた側の自身との話を進めなければどうもこれ以上先へは行かれないと思うことも多い…

<1725>「時間が見えなくなって」

このぐらいやったら変になる、と思うのは、 このぐらいやったら変になる、と妙なところで決めているからではないんですかね、 と妙に思い始めた、 全然身体はびくともしていないというか、 構造の強さを思う、 想像力を駆使する、なんていって、 例えば、今…

<1721>「この前あなたのことを話しましたよ」

これは子どもっぽい話になるのか、別にそうでもないのかはよく分からないが、 私が現実に生きるなかで、出会ってきたあれやこれやの人々を想起することがある、 すると、反対に、頻度がいかほどであるかそれは分からないが、私のことを知っている人々も時々…

<1682>「無感動人の困惑」

あれをするなこれをするなと人に枷を掛けるのがたまらなく嫌だな、というところがあって、組織というものは何かそういう性質を持っていて、そこのなかにいれば協力が求められる訳で、さてどうしたものか、、 困ったな、困ったものだ、 たまらなく嫌なこと、…

<1664>「毒」

例えば、あたしは、長い時間、授業の際に、伏せっていたんです、、 それが、そのさいの振舞いの、一秒、一秒ごとが、情報になる、ということは、知らずにです。 ただ単に眠いから、という以上のことはないですよね、 それが、情報になる、ということは、立場…

<1521> <家の片付けをしていて思った事>

ちょっと家を片付ける必要があった。それで、まあ、結構な量を、整理というか、主に処分していました。 そうしていますと、どうしても捨てられない、と言うか、捨てるという考えが及ばないものが出てきますね、実際。 小学生のときに作った自由研究の、新聞…

<1463>「ポイントカードのこと」

悪口を言おう。ポイントカードである。 ポイントカードが嫌いだ。 商品と金だけのやりとりがしたい。それが心地良い。シンプルだ。ポイント、ポイント、うんざりする。 得だ。 得だ。 それなのに、使わないのはおかしいですよね? 使わないと、馬鹿ですよね…

<1379>「困難だなと言う」

私が困難だという言いを取ろうとして、そのたび、何が具体的に困難なのかを言うことが出来ないのを不思議に感ずる、 具体的に身体は動く、 動揺や、 ひん曲がったような印象は、身体を打つはずなのに、 なんなく平然としている、 平然とした身体に対して、ズ…

<1366>「私しかない」

「私ばっかりが/私だけがなぜ苦しい」 という言、 「苦しいのはあなただけではない」 という言の、その両者に不正確さ、違和感を持つのは何故だろうか。 それはどちらも特定個人/具体的なひとりの人間 対 その外側に仮定された人々全員という形を取ってい…

<1186>「仕舞うつもり」

例えば、事故や事件、病気なども含めて、完璧に、完全に計算の中に容れることが出来、つまり突然に、意識しないままに死んでしまうということはまるでなく、あなたは何年後の何月何日何時何分に死にます、ということがハッキリ分かるのが人間存在というもの…

<1179>「被害妄想の自然さ」

人が怒ってさ、被害妄想的に内面を吐き出したとき、ちょっとホッとするところない? なに、意地悪な話? あ、ヤ、ヤ、そうじゃない。もちろんそれを受けたらうろたえるんだけど、同時に、 「あ、この人も風景なんかじゃなくって、わたしと一緒の一個人なんだ…

<1154>「見立てとアクロバティック」

まあとりあえず話してみてください。 そうですか。ええと、、何故論理だけでは間違うのか、ということを論じていくというのは野暮天中の野暮天ですが、まあなんとかやってみましょう。 何もない状態が、まず自然な状態がありますね? そこに言葉を付していく…

<1144>「関係を限定する」

ひとりの人とひとりの人として、なんとか、あいだに約束事を挟まぬままに付き合いを続けられないものだろうか。 社会的な約束事は抜きにして。 ある程度以上親密になれば、社会的約束事を挟むようにそれとなく唆され、受け容れれば結果としてそのなかに閉じ…

<1111>「楽しさという問い」

普段楽しい部分を抑えているって、なになの? いいよ、いいよ、うっかり出てきてしまう部分が楽しさだっていう利点はあるよしかし。 普段抑え込んでいるものが楽しさなのってなになの? 「ねえ、何が楽しくて生きているの?」 という隣の席の子の問いを大事…

<1107>「強度と日常」

‐昨日もここに座っていましたね。 ‐ええ。 ‐なにがあったんです。 ‐いえ。特になにがあったという訳ではないんです。 ‐そうですか。 ‐強度。 ‐はい? ‐強度について考えていました。それを得るためにどこかへゆこうとして、ためらい、また同じようにしてここ…

<1072>「現代人宣言の」

現代人宣言の一 渦中の人であること なにがあっているのか間違っているのか分からない、という態度を保つこと 手探りで進むこと 手探りで進みつつこたえのようなものを見つけても、それが本当にこたえなのかどうか、とすぐに不安になること 俺は最初っから分…

<1065>「思考の色を変えること」

へちかんさんの見事な散り方 へちかんさんの見事な散り方を見て何を言う、、 何を言うのか、、 どこまでも膨れてゆくものの姿は懐かしく、親しく、、 しまってしまうことを前提に生きられるものなのか、 どうか、 そこらへんはちゃんと考えても分からないと…

<1043>「流動する絵」

「おほん」 「・・・」 「画家とは、つまり」 「はい」 「画家とはつまり、だね」 「へえ」 「画家とはつまり、流動するひとつの絵だ」 「なんて」 「画家とはつまり、流動するひとつの絵だ」 「は」 「いやだから、画家とはつまり、だね」 「へえ」 「もう…

<1001>「爽快さへの道」

完全な想像でしかないわけですけれども(逆に、想像でなかったらこわいことになりますけれど)、殺人って、思ってたのと違うなあ、というか、爽快感もなけりゃ、スッキリも別にしないような気がするんですね、 刺したりしたら、今までそこにいたはずのひとは…

<857>「無有無」

控室 質問者:すると、あなたは誰ですか? A:随分とざっくりしていますね。しかし、ひょっとするとそれが答えかもしれませんよ? 私は「あなたは誰ですか?」と訊かれている者です。 質問者:ヤだな、からかっちゃいけませんよ。 有りや無きか A:僕はねえ…

<819>「関心」

無関心な人たちがこんなに沢山いるせいで・・・。 これは一番言ってはいけない言葉なのではないか・・・。 「ねえ、あの人見て、ホラ、左手がないよ」 「ああ、そうですね・・・」 関心や無関心、差別の問題は、出来れば考えずに済ませたい。理想を掲げざる…

<760>「方法が壊れて」

ひとつところに留まっていなければならないような顔をしている。しかし、私と外とは関係だ。何か訳の分からぬ動きの出てきたときに、そこから少しずつズラしていく必要がある。それはつまり戻すということだ。戻す、と言っても、ゴールに戻すということでは…

<746>「増える言葉、沈黙」

とても良い、その少し前なのに、当人は何も感じられないことだよどう思おう。当人は気持ち落ち込んでいるぐらいだからどう話そう。彼から先、そうそう、よく見たね。関わりが密でも全然関係がなくっても、明らかにここから動き出したがっているそれならば一…

<741>「不明の道」

どう考えたってあんた、訳分かんないよ、という態度を信用している。それも放棄を取るのでなく、その場での果てしない回転を取るあたり、私とそっくりではないか。とすれば、私は、私を、信用しているのだろうか。 何かを信じていなければ、動かれない訳でも…

<736>「集合して静かにする」

複雑な関わり合いのその細かい細かい部分までひとつひとつ分かっているぞ、という流れを感じ取ることがある。ただそれらは言葉ではなく、どうしたらいいのかが実際に分かる訳でもない。 なくなればなくなるで、ああそうかと思い、出来上がればまた出来上がる…

<727>「開始の苦さ」

出発と、到着と、逆にしているのではないか。そこまで大袈裟になるほど難しくもなく、かといって簡単だ簡単だというようにふわりと浮いてゆける類のものでもない。ですから途中で、こんなこと、と言って中止にしてしまう例がどこにでもあるのがよく分かる。…