2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

<2302>「テイマ、テエマ」

そのものの形、 私はひとりでその穴に、 ゆっくりと入っていた、、 どこかは分からないまま、このなかへ、、 私が潜ったのを、、 どうやって確かめよう、 それには声を当てていればいい、 この場へ見事に散らばるように、声を、、 上手く響いたのか、、 うん…

<2301>「色をそこに見る世界」

まともに色を見、、 その身体に合っている時刻の、、 そのなかまで来た、、 あなたが覗く、、 その世界のなかまで、、 私は白く、 物事が回転するところを、、 順に、順に、 渡ってきているのだけれども、、 これはどうしたことか、 ひとつの細胞から、細胞…

<2300>「起動するもの」

順に、身体を持って、、 この場へ、参加してくるのだが、、 その、いくつもの表情、 私は正面から、それを捉え、 ひとつ、またひとつと剥ぎ、、 生まれ、、 身体のなかに時刻を溜める、、 そのそれぞれに、 静かにかかり、、 私は、驚いている、、 仮にこの…

<2299>「光線の青」

まだどの物事でもない、 身体を、集めて、、 私はさらに、 その集合のなかに帰ることを、、 ひとり知る、、 ひとりでまだ、身体のなかにいる、、 私から逸れて、、 そこに伝うのかどうかも、、 よく分からないなか、、 私は歩む、 これはどこからひかれてく…

<2298>「古の声、網、泡」

自在時に身体が溶けて 身体は網になる 不、 懈怠、、 静かな天上を覆う 自体時に 身体は泡になる 遠くの方まで、 その匂いは届き、籠もる 。 身体は今、 天限に向けて、 おのれの存在の非・重さを伝える 網と言う網、 蔦という蔦が その存在の、 沈黙の振る…

<2297>「この人間は、」

あたしがまだ身体のなかの時刻として、 ここに映っていることを、 どう考えてみたらいいのだろうか、、 私は住み、 この光景のなかへ、 同じように馴染みながら、 いる、、 この、 底の方にいる、、 身体がたより、 身体がこの風景のなかの声へ、 ひとつひと…

<2296>「短い声を訊く」

ものの向くなか、 私は探った、、 どこでこの身体を得たかも定かでない、 あれ、 それぞれのヒはあり、、 私も浮くのに、 どこから来ているかが分からない、、 今あまりにも当たり前に、 この呼吸の内側へ、 入ってきたでしょう、、 間隙の、なかへ、、 その…

<2295>「いないなかで」

ひとりで底、 うん、 奥まったところ、、 身体が次々に来て、 驚いているところ、、 なんだ、 こんな回転の中にあった、 ひとつひとつ見つけて、 それは、 この声のさなかに、 私を見つけて、 こちらにはっきりと映る、、 あなたはこれが夢の中の風景だけに…

<2294>「a、n」

あなたは言葉のはじまりがaであることをどう考える、 ちょっと a、と言ってごらんなさい、 aだ、aaa、 ほら、あなたの反響板のなかから、 原初の風景が出てきたでしょう、 それが必要でした、 あなた、それで、 n、が、世界の最後、 終点であることを、 どの…

<2293>「揺るぐ底と光」

私はまだそのなか、 おそらく振動したそのなか、、 各地に伝い、 揺れるそのなか、、 ものが次々と入ってくる、、 身体がいつも見えている、 なにだ、 ただの振動なのに、、 私はこの地のなかにある、、 ひたすら揺らぐものとして、 ここにあり続けている、…

<2292>「『神経質問答』を伝える、薦める」

ちょっと前の私なら、 「この本は強迫観念に悩まされる全ての人にお薦めできる」 と言っていたかもしれないが、今はそう言えない。 というのも、本で治るぐらいならばまだ病は軽い(おそらく中井久夫さんの言?)というのと、この、タイトルにある『神経質問…

<2291>「遠方からの声」

なにがここに居させるのかを、 あたしは、はっきりとは分からないままだったが、、 順に順に、 そうして、はたされた姿のまま、 こちらの方向へ来た、、 うん、うん、、 なにか、しごく、あたりまえな、、 もののひのなかに、、 出たのだという気がする、 あ…

<2290>「一量の人間」

誰も、眩しくて、見えない、、 ここまで上がるものだろうかと、、 不思議の渦の上に出ながら、、 ある、当たり前の場所に出て、 私は絶えない、 いくつも見えている映像の、 そのひとつひとつに住み、、 私は語りかける、 身体のなかに向かい、、 そのあなた…