2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<1385>「遊ぶ骨」

その鳴る音の只中に、、 ぼやけていて、 入って来、流れるように、来た、、 常時この音に合わさりながら、 身体が、来た、 もしくはまったくのもやを、 ざらざら、 すり合わない、、 両手両足で、、 着地、 その音響に応えること、、 身振りの緩慢さで幾日に…

<1384>「無数の容器に身体が溜まる」

翻す背を、陽の多い、そのまま立ち続け、 私の方へ駆って来る、 短い音が合わさり、そのなかに、駆って来る、 立つものは侘しく、 あまりにも静かな人が夢想して、 揺れて、暮れた。 ひとりで今暮れた。 小さな影を見ていた、 私も少し 後ろへ下がる、 私も…

<1383>「身体のなかに無数に手を入れたもの」

私の印象の外に、まったく自然に置かれたいくつもの指の仕草、 を、 ただ曖昧な線を幾らも うしろの方へ引っ張ることにより、 たくわえてゆく、、 みだりに踊ったりしているのを、、 はやくから捉まえたりしている、 そんなことが起きてしまうと、 そのなか…

<1382>「交代する器官の白さ」

天涯で、 頭を真白に焼き上げられていて、、 それでも無闇に歩を進める、 そのことによって、放心と、歩を進めるもの、 焼かれているいくつもの想像のなかに、小さく座を占めて、 私はずっと中空の、ひとつの格好を見ている、、 引きずられた、 燃えて引きず…

<1381>「生活の泡のなかで放心した」

表情に、 手当たり次第に出っくわす、 私も表情を、、 いくつか失っているなり、、 いくつかそのまま剥がれているなり、、 地面に、 しかし身体を乗せて、 そのまま走るなり、 表情の剥がれてゆく空気のなかを、 それを受けて、、翻す、 ふっと反響体の、 そ…

<1380>「まったく零であること」

剥離したものが、同じ地面に、 同じ速度で、 同じ言葉を持って、、 私はどこかに在ったのか、会ったとすればどこから 枯れている葉、、 枯れている音を、、 踏み、踏んで、、踏み抜いて、 何が変化したんでしょう、、 私はこの葉のあいだから生まれ出て、 自…

<1379>「困難だなと言う」

私が困難だという言いを取ろうとして、そのたび、何が具体的に困難なのかを言うことが出来ないのを不思議に感ずる、 具体的に身体は動く、 動揺や、 ひん曲がったような印象は、身体を打つはずなのに、 なんなく平然としている、 平然とした身体に対して、ズ…

<1378>「点いた、点いた」

点きましたよ、、 そう、そして、、私が数秒前に居たところの、 小さな印象を、 ・・・それで、点いていますが、 そうですね、、 僅かに別の切れ端が、、 集合体系のなかに、様々な手合いが居る、、 明りはいちどきに、、 私の前から、払われていたもののあ…

<1377>「無感動な指の裁量」

空畳みの際で、 絞ると、水が垂れ、 運動が間近に見えてきた、、 運動を、見る眼が、やや曖昧。 私と、少し差すかしら、 少し、指を浸すと、濃い、濃い、濃い、・・・ おそろしげに無感動な、、 指の裁量を見ていて、、 眩む、眩む思いがし、、 一、一地点へ…

<1376>「白昼の、水の中にすむあなた」

しばらくして、 言葉にも似合わず、 来ていた、 すみやかに来ていた、 なにか、訪ねてくるのを、、ひとりで知っていて、、 目が覚めるのと、、 先に立って、、 いつも先端に向けてふるえが打ち、 何度か待っていた、 言葉に似合わないものが、 今となっては…

<1375>「眩しさの傍らに、無際限の運行を」

継ぎ目の、 何ほどもない会話を交わすのと、、 激しい成り立ち自体で、、 まったく、そのまま身体自体であるから、どうにも、 驚いていず、、 平静な、継ぎ目の、、 声を仕草に代表させて、、 間遠に、 演劇の抑制を置いている、 誰か、 触れている誰か、、 …

<1374>「映し、湿す」

にじんでいろ、 と、 もっと後ろの方を差していよう、と、 する、 長い時刻の、まんまえに、、陽気に、、 それで、 今の目の前、、 があり、 少なく音をする、、 音がただ少なく伝わるそのひろい、 ひろい場所を、、 後れていた身体で、、 いまひとつに触れ…

<1373>「灰色、」

灰色の揺れは静かな人の上に収まった、 それで、薄い意識、、 どこかこの色合いの先、、 呼気があちこちで点滅する、 やがていくつもの空気のかたまりが、 流れが、、 各々身体を止めている、 うたいの身体を持って、、 この、日のなかに、 わけもなく出てく…

<1372>「平生の、静かな渦」

あやしいと思うにあたらない、、 身体の向こうが、 ソッカがひろがり、、 堂々と 流れてくる、 ひといきの声に、 集まってくる、、 気持ちのむしゃむしゃとあたたまってくるところ、、 なにか、あたりまえな、 沈黙の人を真ん中にして、、 このたびの、熱、 …

<1371>「身体のいちばん外側の風」

ああ、そうと、身体が置かれている部屋で、ひとり、 急に別の時間に立っているような気持ちで、、 しばらく居た、、 あれが、円、転回するのを見ている、、 いまだ、止まぬ、、 平静の顔、、 外景が、、とても澄ましている、、 少しずつその粒が渡るようで、…

<1370>「中間域でとける」

あたえた中間点の淀むような域に、 そのままで入り、 通り一遍の事を済ませる、 なぜか、 新しく層の出来上がる、、 風景の中間点へ、 身体が今もうすぐに出来上がってくる、 そこに、小さく振れる、 まったくツカっていて、 方々で、渋滞を起こしながら、、…

<1369>「私に線があたる、音のしない粒が当たる」

曖昧な混雑の日に、、 照らし返されながら、泳ぎを、、 ゆく、、反射、 痕跡が多くなる、、 身体の描線、 すっかり混じり込んで、、 途方もなく、停止の、 混じり合って、、 静かな場所で、 また私をもらう、、 いただき、 ほうとする仕草の中に、 何、 あれ…

<1368>「不透明な、緑の変化にならう」

戸惑って、それきり、線のない、 私が出てくる、 綺麗に分かれている、 知らない、 ばらばらに呼吸が入り混じっていること、 身体を乗せて、 遠くで、 鮮明に過ぎること、色々、 表面に、 身体が浮き、 あたしもつい透過、透過、、 どこまでも見えて、知らな…

<1367>「方途のなかの目、揺れる線」

程よく崩れている、 あまりに経験に対して、静かな場所、静かな環境へ、 身体は、ぐらぐらと揺れながら、、 その方へ傾、かしいでくる、 そのまましばらく見、見ている、 どこぞの反響体を、、 そのどの音声を取っても、、 漏れずに、、残っていること、 が…

<1366>「私しかない」

「私ばっかりが/私だけがなぜ苦しい」 という言、 「苦しいのはあなただけではない」 という言の、その両者に不正確さ、違和感を持つのは何故だろうか。 それはどちらも特定個人/具体的なひとりの人間 対 その外側に仮定された人々全員という形を取ってい…

<1365>「容器の不安」

間仕切りの外で、、 私は細かくなって、、 それぞれの音響を、発声を、 それぞれで、受け取っているとする、 描線、 粘性をあらためて目にするような、、 私は分かれていく、 陽だ、 どうして、陽の前で、 乱雑でありえようか、 私はただいちかしょを見つけ…

<1364>「もう、泡、歩行粒、高温」

陽を、甘受して、破裂した、 白くなっていた、 蒸発して、、 手当たり次第、、 皆‐泡と高温になって、、 遠方へ、、 よく見えていないところにまで、 白さは及んだ、、 破裂している、 拭っていた、、 あんまり垂れてしまったあとも、どこか物足らなく、なる…

<1363>「無量の点のあいだ、新しい人」

そののちの、輪の描き方が、違う。 角度から、色合いから、なにから、 よくそれであなたが誰であるかを知っているだけ、、 よく分からない、 何が目の前で鳴っているのか、、 何がその、 新たな領域をつくっているのか、、 そうして、古い人として会うことは…

<1362>「少し後れて青さに立つ」

青い日に少し後れて・・・ ずっと底のほう、 とけて縮小して、 あたまのなかを静かによぎる方途、、 に対して、、 まっすぐ 全体上手く進む、 いつも眼差し、予定するより青く、、 底のほうの動き方、 少し過剰に巻き上がると、、 私はステップを忘れる、、 …

<1361>「動態のよそゆき」

移動距離をうしなって、、 わずかな傾き、 露光、 ひたすら燃して、焼かれて、垂れていた、 そのまま、粒の表面の、 踊るような浮き、に、 触感、それで、滑る、 立たされていた、 立たれた、 静かで、止まっている、、 湧きながら、止まっている、、 跡、身…

<1360>「私は、生きているものをかつてと同じように吸っている」

しばらく置かれているのに、 欠けて、、 欠かれて、、気づいた、手を止めた、 座っている、 私はまだしばらく座っているというおもいをして、 すぐに立ち上がり出した、、 動くことのどこか、隠れた小さいところに、大袈裟な揺れ、移動が含まれていて、 知っ…

<1359>「まずは煙を吐いてもらう」

まずは立ってもらう、、 そこ、 時間が固定するまで、まだ、 と少し、立ってもらう、、 体表面が、 私は少し手持ち無沙汰のようなおもいで、、 しかし、量が揺れ、、 削り取り始める、 量のなかになにかが残されている、 つまり、ものが、生活に比べられたと…

<1358>「繁茂する日のさわがしさ」

日の浮き、 日の浮きぶり、、 日・・・、・・・。 日が、じっとりと、先立って私が繁茂でしかないのをいちはやく知っているとき、 ・・・ 私、私は知らず、草々のあいまから垂れるようにして表出し、そのまま流れているのに任せているんだった、、 その、 ・…

<1357>「共通の表情」

発露、? 発露? それで、、どこか、無言の、 限り、限り、、 あたらしくさぐられるのを静かに見て、 ははあ‐どうも、 さぐりあててたいような、身の振りを見るんだね、、 いったいどこを起点にし‐どこから巻き出しているのかも分からないからか、、 ぼけ、…

<1356>「直情の線は煙を吐く」

私が奔放にそれも大仰な仕方で放り込まれていたのを見る、 水の部屋は、 それもただ真透明な仕方で見ていると思ったあと、、 しかし、、あれよあれよと揺られてゆきながら眺めている音は気がかりなそわそわとするもので、、 私が放り込まれた、 視点の不可能…