2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<932>「声をなにだ、の場所へ寄越して」

これがために、僅かの迷いなく、剥かれてく。 日の浅く差し、かえって自らを意識しなければならないとき。 たれか結う たれか結う 小気味よく過去は揺れる。 線はなく 線はなく 左右を確かめ 戸惑いのもとにただの痕跡しか残らない。 なにだ、のない場所。わ…

<931>「生きる日」

ふかい水。いきて得(ウ)る音(おと)の数々が否応なしに浮かぶ。 葉が落ち、透明に冷気の伝う、、細かく震え、何をか告げる、の、として、さて、わたしは僅かな停止で応えるだけの、意味は知らない。 取り替えるの、上手く膜で覆い、動物だと気づかれる前…