2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

<870>「有情に湧く」

名のなかにあって、それを摘まんで・・・。 交わされてあって混ざって、私は裂いて・・・。 ひとくちに戻って寄ってまだ、忘れたての言葉。 ふっ・・・とする、の、私はいつから、あくまで淡い、淡いその霧のなかで、余っていたことを知るのだろう・・・。 …

<869>「ケ、ケ、ミ」

焚いた。ヤ、明くる朝、の、ポカッ、とした、無音。 下(シタ)、に転げて、ひとうごく、よ、ところ、輝(キ)、巡り‐こんがらがる‐意識。 曲線の朝。私、の迷い、の、いちいちの照らし。袖という袖、または視線に、混ざり、ひどく、散漫たび(度)散漫。つ…

<868>「数えが騒ぐ間」

以前の、静かな名前、になったことが、私をしてほんの小ささへ、戻そうとする、と、ひらく手や手、ひとマを過(よ)ぎる、場面の完成されたぎこちなさ、や、探す手つき。およそ、一対一関係の、際限のない増え方に、人(ひと)は人(ひと)なりの声で、あろ…

<867>「瞳の無批評」

全身と、ストラトな響き。私の、より、常(つね)、の、過ごし。 高揚の、反対物(ぶつ)をも、黙って通過サ、せねばならず、苦々しい場面とたったの一言が、涼しい一滴を、過ごしている(のならば・・・)。瞳は無批評じみてこなければならない。 誰か物語…

<866>「誰かが始まりと言い出したとき」

線はおそらく、冷たい言い訳を呑み込んだ。そこで香り(部分的萌芽)が、時間の威力をそらしてゆく。 線は、分けられないものの名前になっていた。微笑みのなかに動揺が、いや、動揺のなかには微笑みが含まれている。 行方は示されず、ただその場へ置かれ、…

<865>「全体言語は、今生の染み」

水がまだ、ノ、ひとつ、ノ、声(こえ)。 それに対し(て・・・)、シンプルな、苛立ち。生活が次々する、と、聞いてはいない、で・・・。素朴と、意図と、まだあの、潜り込んで、ゆくことの・・・フ、れ? かた。 今生を染みてゆく、その、流れ、あるいは「…