2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

<864>「秘密のない歩行者」

誰が、ここでは言葉なのだろう・・・。 あるいは無数に、巡りともよく、まるで層から、綺麗に弾(はじ)き出されてきた・・・。 例えば私が声と願ったもの。私は瞬間に似ているだけだった・・・。 多くを、おそらくは、限られた笑みの内側、に近づき、遥か以…

<863>「秒」

もの、ウ・・・。よろしい、ノ、真裏から、静か、き、私の数え、ひとミリ、ひとミリ性の、(マ)正面、から、ぶれる。ひと日(ヒ)、に膨大な言語、を、託した人(ひと)・・・。そのなかにも、ケ、得(ウ)‐稀有?‐イ、色(シキ)。(形・・・系・・・)。 …

<862>「つめたい日に」

おお、ひずみ、よく、小さな言(こと)と、ともに、あるの・・・。 絵。すなわち、絵の具の声を乱反射する・・・。匿名な、匿名な振舞い、おそらくは似姿。 指(ゆび)、指(ゆび)、あわい、デ、振るう。全くの零度 全くの零度の声が私を誘惑する・・・。 …

<861>「泥性意識」

物動いてく物動いてく、分け目、私は空白の、あいだ、中間地点としての、語、をおそらく放る(ホッ・・・)。 すべ、追う、心得た、昨日の語り。それから、無い、おそらく場(バ)・・・的ではない場(バ)のなかで、プチ、プチ、プチ、跳ね、話(ワ)、飛び…

<860>「線 み 線」

なにの音(おと)。入(イ)り、様(よう)、紛れたと、は・・・。 オロオロ、シ、なめらい、で、サァ・・・場(バ)、私(わたし)ごとのこと、も。揺りて、イ。揺りて、イ。忘らうもの、よゥ、視(ミ)、うたい。こがれのなかにくるまれて、ス、陽気なヒの…

<859>「さわざわ」

びゅう。と、小さな、語。何を指す。平らの眼・・・。 かけら、得(ウ)し、三色のなかへ、きらびやかな発話のそれもふと・・・。一条の、ただを、スる・・・。 投げかけに、響(ひび)、おとずれ、ノ、微細な出合い。 雲。雲はよそへ、まだら、方向性の、た…

<858>「いとしい姿」

誰や住み、入(にゅう)と、身(ミ)、映え、うつろ。 落とした言(こと)と、ト、鳴り、合わせ。その僅かな、色違いのうつろ、二ィ・・・、あなたのユ、わい。 縦(タテ)らし、ふり、いと、ド、けわい。毛並みの語り、風の、騒がしい沈黙と、影、のあし、…

<857>「無有無」

控室 質問者:すると、あなたは誰ですか? A:随分とざっくりしていますね。しかし、ひょっとするとそれが答えかもしれませんよ? 私は「あなたは誰ですか?」と訊かれている者です。 質問者:ヤだな、からかっちゃいけませんよ。 有りや無きか A:僕はねえ…

<856>「Y市と一杯のコーヒー」

Y市は私のなかで、いつまで経っても延々と図像を結ばない町である。 ついに結ぼうとして、徒(いたずら)にY市から遠のき、再び訪れる頃には、香り的な記憶及び断片のイメージしか残ってはいない。 見覚えのあるバスに、訳も分からないまま揺られてゆくと、…

<855>「膜のなかの勢い」

彼ら、そして、疑いなく、晴れる。 静かな、おそらくは底、一番深いところの、燃焼性呼吸。上下、沈潜、浮(フ)、浮(フ)、やがて管(くだ)、のなかに勢い。 私のな、みだ、(裸‐ラ)、言(こと)は、突然の誘い、いやおそらく、冷静な表皮。表皮をして、…

<854>「規則と無縁人」

あなたは二時。それも、謎のトオンで跨ぐ。 謎の音(おと)、それも二時の、二人掛かりの派手芝居のなかで。 きらめきと三歩。それぞれの、歩ゥ行ごと、立ち上がる。 夕(ゆう)慣れば文字、盤のギクシャク、と境目のない記憶のひと乗り。 過分にして発(は…

<853>「明後日の無秘密」

隙間、ひと、もの、ビ、なぞえ・・・。 夕方へ、転落、ト、のその、スローモー。いわば、明瞭線の外・・・。不気味とは増不増の名前。名前内意識。 言い、比(ビ)、ル、よそゆき、分かち難し、いわゆる、ト、響いた。揺らぎ、程度見し、これから。 熱情の、…

<852>「色 、ど 夕暮れ」

色、の裏・・・。お前がひと筋に慣れた頃・・・。疑いの色み、ゆんで、膨らみ。めり込んだ、あとの泡・・・。 優美さ、ガ、私‐結び‐閉じた、のと、(発)(光)だに、既視のマにあなた方を迎え(い)れる、こと。 湯気、あるいはトロフィ、純粋な喜び、無思…

<851>「遊び夢」

等しい音(おと)、あるいは夕灯(ゆうとう)。背、ニュアンス、丸み、また、往復の足なみ。 揺れる、ユ、友(ユウ)、揺れる、ユ、緩む、見し、明後日(あ、さて)、良し、ふと、ひいらぎ、暮れる・・・。 お(御)ん暗闇の窓に張りつく。細い言(こと)は…

<850>「らんのはやさ」

いわば突然に、いわば曖昧に、あらたしく湧き出てきたもの、そのひとつぶ性は、枠内で全力を駆けている。 私は湧き難い、剝落するものの思想を見ていた。語りは、悲観論ではない。 私をリズミカルに先取るもの。疾走性と、その対(つい)の、空白地帯の哄笑…

<849>「得 通し」

指で得(ウ)、もしくはスライド、行儀、的意識の一本目。揺れ‐通す‐揺れ。もしくは休憩時間。 ために意図、細長い、流れ出かけ、ぶん回し。おいそれ・・・。道楽時(ジ)、遊蕩無視あるいは複雑な管(くだ)。 回転道路への静かな眼差し、おそらくは臨(リ…

<848>「靴磨き」

靴磨き:靴を磨きましょう。 旦那:何で? 靴磨き:どうということもありませんが。 旦那:あそう。いくら? 靴磨き:へへ。 旦那:へへじゃないんだよ。いくらなの? 靴磨き:いくらでも、まァ、どうぞ。 旦那:何だそりゃ。まァいいや。 靴磨き:靴を買う…

<847>「場所という気恥ずかしさ」

声が能天気に、その場へ置かれたように思う。しかしあのあたしの気恥ずかしさ、場所という気恥ずかしさへ、静かに、また不意に散じてしまったあの声の、向こう側へ・・・。 速度が私を追い越してしまったっきり・・・。例えばその無言が、膨張する身体(しん…

<846>「・・・性」

瞬きの多様性。連続写真の速度、枚数量から考えて、この無音表出は何だろう。誰かが、黙ってしまった、訳ではなかった。 お隣のお隣はよく見えている。しかし、その隣は、そのまたもうひとつ隣は・・・。 点滅。赤さは騒音にならない。その無言、無言の騒ぎ…

<845>「骨の理解」

過去。見立て。等しく、人、意識の駄洒落。骨盤理解。日々、踏み足。足色(あしいろ)、歩調のif。歩調の異? 符?(キョロキョロ) 脱皮。あるいは日めくり。メトーデ(目と腕)。大抵、私の態度。その別人歩き、共通の穴ぼこ性。穴ぼこ性のなかの、たしな…

<844>「ユ、宇、歩っ」

無数、ユ、宇、とても。かげの気味。かげのスクラブ。よいしょ。膨大人(ジン)、ひろ、ひろ、満つ、ド、揉(も)・得(え)。 誘惑町(ちょう)。伝染りょ、リョリョ、緑(りょく)? 緑道人(ジン)、愉悦。 ふうぃ、ふぃ、どぅ、力(りょく)、力(りょく…

<843>「六、過去」

敏(びん)。ひとつぶ鳴いた。ユ、振るい、知られず、待ち、イ、見し、青(あお)。 正常線の呟き、環状びより。入(にゅう)と得(え)、入り違い、ひといろの来(コ)し、ひといろの陳列。ゴソゴソとする、ノ、ばら、ばら、ばら。道知(どうち)、ど、儀礼…

<842>「ぼう、時」

疾走の無方向的、時の賛歌、それは音人(びと)。 転び人(まろびと)意識、それの、全方向的拡大。 駆けし火、結わい、にいずれ、瞠目、とろみ、シ、財。 ゆんでの視(ミ)、ひらめき、媒体、交換よりの、日(ひ)、支(シ)・・・。 遠目イな物体、時(ジ…

<841>「ま‐光‐び」

点々、として、いる。機微。機微声。スタジアム。点滅。ふと、レーサー。一応スピード的。仰ぎ、ハッ・・・ッッと。信号、角度、照り、照り・・・。 (・・・ヤ)。 これは。確かめた、十三年前、私の前、雪・・・。静か、風、位置のさみしさ。揺れ、側(そ…

<840>「まじれ、日」

刻む。刻み、日差しのもとめに沿う。俺以前のはためき、謎からむ窓、窓人(びと)たりリズム。リズム通過性、の嵐。ぐるうぶ、ぐるうびんぐと意。意、たり、また歩めど。 私(わたくし)日(び)衝突劇。衝突と同数記憶。またその日の中、ス、回転。 嫌たら…

<839>「愉快面 知る 招ぶ」

とおん、と、言う、私、のなか、頭から。彼もし、彼もしも、切断話法、おとの法、たくらみ的あいだのなかに移行する私、ス、横目。例えば凝視、懐かしい視線の有無。突如名づけられた、もの、顔、新しさ、不明の。 てきはきと、ここで知る、急ピッチ、内面の…

<838>「湯立つ声の」

ひとつの影びたしの行方。話の招待に二人の惑い。似た身体(からだ)から夢へのさそい。さそわれまたふたつの点滅。赤い光の中で跳ねたひとつの裸体。ラ的、ラ的リズムのいざない。 優等級の轟音。それ、シ、シの呼び、呼ばい声。明らかなあなたの背中。それ…

<837>「露が弾む」

おれの声が漏るひとつの露(つゆ)だとしようよ。それは通過、通過。今響くように、見ていたものを見ている。鳴き声、まさか、このタイミング以外で起こらない。 「気づかなかったか?」 はて、何を差すと思う? 指だとして、どこを見ると思う? そのとき、…

<836>「青年の擬音は、」

継ぎ穂。継ぎ穂。無理の漏れ、マ、から悲哀。悲哀路(‐ジ)の行き先から見て、かくなる上は、平行、それから道。 通い路。嘘の通し方。あたしの背のなかへくるまる方法。それは何故、何故。木造の連なり。枯れ葉のならい。並べて食べる。まちまちの、儀式の…